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脱-創造という名の創造

さらにオコツトは続けた。
「そろそろ、あなたがたも真の創造と破壊について考える時期に来ているのではないですか。」

「真の創造と破壊・・・ですか・・・?」

「真の破壊とは、実はあなたがたが創造行為と思い込んでしまっているもの、つまり、事物の多様化や情報の無限増殖にあるのです。
あなたがたの科学は目の前に与えられた自然を分析し、それに伴い多種多様な言葉を作り出していきますが、その知識体系が膨らめば膨らむほど、人間にとって最も重要な精神原理が失われていっていることを知らねばなりません。
物質的知識の多大な習得にもかかわらず、それによってもたらされてくるものは精神的秩序の深刻な喪失なのです。
この喪失こそ宇宙的な意味での真の破壊と呼んでいいものです。

あなたがたは、文明の進化に加速度を与えてきたもの、すなわち、あなたがたに創造力や思考の多様な発現を与えているその源泉を神と呼んでいるのではありませんか。
目の前に与えられた自然に対し、その秘密を解き明かし、神の創造行為にその個的な意志を持って人為的に加担すること・・・おそらく、あなたがたはそれらの作業を人間に与えられた貴い創造行為だと信じ込んでいるはずです。

しかし、タカヒマラが最終構成に入れば、もはやこの存在は宇宙的秩序の破壊をもたらす偽りの神であり、オリオンとの連結を喪失させ、宇宙を死に至らしめるものとなるでしょう。」

オコツトが語る宇宙イメージはグノーシス思想を彷彿とさせた。
グノーシスにおいては物質世界を創造したのは神ではないと教えていた。
グノーシス主義者たちは物質を悪と見なしていたので、絶対善なる神が物質などと関わるはずがないと考えていたからだ。
彼らは物質世界を創造したものをデミウルゴスと呼び、天上の神とは明確に区別した。
つまり彼らは、この世界を善なるものの慈愛に満ちた神の業であるというふうには決して経験できなかったのである。
それによってグノーシス思想は一様にこの世界が悪の充満であると説いた。

「わたしたちが創造行為と呼ぶものが破壊・・・
では、わたしたちの文明が作り上げてきた知識体系や創造活動はすべて無意味なもので、ただ偽りの神に奉仕してきただけだったとおっしゃるのですか。」

「いいえ、そうではありません。
なぜならば、あなたがたが歴史の中で立ち上げてきたあらゆる学問の究極の目的とは、この認識原理の転倒に気づくことにあるからです。
そして、物質的な知の累積こそが人間にこの転倒原理を気づかせる唯一の方法なのです。
ですから、プレアデス的統制、すなわち物質的な知の体系が成長してきたと考えて下さい。
あなたがたの眼前に展開されている宇宙は真実の宇宙構造が完全に転倒させられた影のようなものです。

ですから、この写像から獲得されるあらゆる知識は宇宙的真理をある意味ですべて含んでいます。
しかし、その真理はあくまでも転倒された真理にすぎません。
現在あなたがたが作り出している社会システムは、この転倒した真理への信奉により生まれています。

タカヒマラから俯瞰すれば、物質的知識の獲得の目的は、そこで得られる知識それ自体にあるのではなく、それらの知識に根本的な刷新を与えること、つまり、物質的知が精神的な知へと変容するところにあるのです。」

わたしはここでのオコツトの言葉はとても大事なことのように思えた。
精神との連結が失われた物質主義も怖いが、物質と連結を失った精神主義もそれと同等なくらい恐ろしいものである。
現代にまで生き残ってきた神秘主義や宗教は、そのほとんどが物質との対話を忘れてしまっている。
――物質化した人間の魂は、再度、物質から立ち上がるしかない――それがわたしの考え方であった。
宗教やオカルティズムのように、いたずらにただ心的象徴を駆使し、歴史の中で使い古された曖昧なこころの航海図に頼って神の恩寵や仏の慈悲を求める航海に発つのは、それこそデミウルゴスの仕掛けた罠にはまっているというととなのかもしれない。

「なるほど・・・つまり、知の変容というわけですね。
もちろん、僕もそれはうすうす感じてきたことです。
で、それは物質的な知識自体の中に、その知識、自らを変容させる力が内在しているということでしょうか。」

「もちろんです。
真の創造行為とは、あなたがたにとって眼前に展開されている世界の多様性を『一なるもの』に統合していくところにあります。
これこそがわたしたちが定質と呼ぶ力のことなのです。」

「すべてを『一なるもの』に持っていく力と、それに対して無限の多様性を生み出してくる力か・・・。
それが、あなたが定質と性質と呼ぶものの関係でもあるのですね。」

「はい。オリオンの力とプレアデスの力の関係にあります。」

「ということは、真の創造をもたらすものがオリオンで、真の破壊をもたらすものがプレアデスだということですか。」

「いいえ、それは違います。
オリオンとプレアデスは、いわば宇宙の進化とその反映の関係にあるものです。
創造の原因を送り出すのがオリオンで、その創造を育むのがプレアデスです。
プレアデスは決して破壊を招く力を送り込んでいるわけではありません。
新しい創造原因を作り出すための種子、つまり人間を宿している母胎とも呼べる部分です。
タカヒマラに真の破壊をもたらすものとは、このオリオンとプレアデスの結合関係が逆転させられた時に出現します。
それがわたしたちがスマルと呼ぶもののことなのです。
スマルは人間の意識がプレアデス的領域を宇宙の本質と錯誤した時に生まれる、いわばオリオンの進化の力が完全に転倒させられたところにある力です。」

「スマルがオリオンの転倒したもの・・・で、その転倒とは具体的に言うとどういうことを意味するのですか。」

「人間の意識を人間の内面に偏映させ、止核化(シカクカ)させる力を意昧します。」

「止核化と言うと・・・?」

「核質に閉じ込めてしまうということです。」

「つまり、物質・・・人間型ゲシュタルト。」

「そうです。プレアデス自体は光によって意識進化の新しい方向性を投げかけているのですが、スマルが核質膜(カクシツマク)を作り出し、この反射作用に方向を持たせないように感性球領域の中に人間の意識を封じ込めてしまっているのです。
そのためにプレアデスはその偏映を解くことができなくなっています。」

「それは、人間の意識がミクロとマクロを等価なものとして見られないということを意味するのですか。」

「はい、そういうことも含みます。
反転する力が顕在化を起こしていないということです。
プレアデスが進化の方向性を見失うとスマルの力が増長し、タカヒマラは次なる進化を不連続にさせてしまうのです。」

「なるほど、核質化した次元における不連続質とはそのような意味だったのですね。」

「ええ、そのとおりです。
現在、多くの地球人の意識にプレアデスが進化の方向を失った状態が見られます。
あなたがたが客観的世界と呼んでいる空間ゾーンは、人間にタカヒマラの全体性を反映として見せているいわば反射の場なのですが、ここに人間の意識が完全に落ち込んでしまうと、プレアデスはオリオンへ逆方向から力を交差させるように働きだしてしまいます。
そうなると、プレアデス領域の有機体(ユウキタイ)が破壊され、シリウスの意識調整システムとの連結が断たれてしまうのです。
最終構成に入る前であれば、この働きは人間という次元の内部における正常な成長として考えることもできます。
しかし、最終構成以後もそのような方向性を持つとすれば、それは虚無への力以外の何物でもありません。」

諸行無常、栄枯盛衰・・・、新しいものが生み出されていくに従って、古いものは必ず消え去っていく。
わたしたち人類は絶えずこの摂理に則りながら、様々な文明のスタイルを築き上げてきた。
しかし、その多様性もどうやら20世紀末には一つの規格に束ねられた感じがしないでもない。
地球全域を覆ったグローバル・コーポレーショニズムとそれに付き従う消費ロボットの群れ。
この恐ろしいほどに画一化された企業主導型文明が目指している究極のゴールとは一体何なのだろう。
かけがえのない母星・地球を汚すだけ汚し、それに変わるだけの何か貴重な価値がこの冷徹なプログラムの中に見出せるとでも言うのだろうか。
歴史の終焉を迎えようとしているホモサピエンスにとって、創造と破壊というコンセプトの見直しはオコツトが言うように確かに重要な作業には違いない。


『2013:人類が神を見る日』
    (半田 広宣  著)
  ・・・掲載に際して一部の文章を割愛しました(究魂 拝)

テーマ : 心、意識、魂、生命、人間の可能性
ジャンル : 心と身体

プロフィール

究魂(きゅうこん)

Author:究魂(きゅうこん)

聴く耳を持つ者だけに届けばいい

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 ↑誰も押さない?
押してるのは僕だけ?・・・たぶん


魂には幾つかの系譜(けいふ、ライン、ファミリー、霊籍・ひせき)が御座います。

聴く時期に至ったラインのメンバーに届けばと存じます。

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