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天国と地獄について神と対話をしたラビの話

天国と地獄について神と対話をしたラビの話。

「地獄を見せてあげよう」と神は言われ、ラビをある部屋に案内した。
部屋の中央には大きな丸いテーブルがあり、まわりに座る人々は飢えて絶望した様子だった。
テーブルの真ん中には、全員に行き渡るくらいの量のシチューが入った大きな壺があり、おいしそうな匂いにラビは思わず唾を飲み込むほどだった。

テーブルのまわりの人々はとても柄の長いスプーンを持っていた。
そのスプーンでは壺からシチューをすくうことはできるが、スプーンの柄は腕よりも長いので、口に運ぶことはできないのだった。

ラビは彼らがひどく苦しんでいる姿を見た。

「それでは、天国を見せてあげよう」
と神は言われ、ラビと神は別の部屋に向かった。

その部屋は、最初の部屋とまったく同じに見えた。
同じ大きな丸いテーブルがあり、人々は同じように長い柄のスプーンを持っていた。
しかし彼らは満ち足りてふっくらとしていて、笑いながら話していた。

最初、ラビはどうしてなのか理解できなかった。
神は言われた。
「簡単なことだ、彼らはお互いに食べ物を与えあうことを学んだのだよ」

(アーヴィン・ヤーロム)

――――――――――

地獄の住人は己が食べることだけを考え、他者の飢え・苦しみ・悲しみが見えません。
見ようとしないのです。
見ようとさえすれば、そこには自分と同じ悩みを抱えている同胞の姿に気づく筈です。
そして、その悩みを分かち合いたいという思いが湧いた時、彼は天国にいるのです。

私たちは、アーヴィン・ヤーロムの説くこの天国と地獄に、死して赴く訳ではございません。

自分の腹を満たすことだけを考えて、シチューを貪る時、彼はすでに地獄の住人であり、
他者に喜びを分かち与えた時、彼はすでに天国の住人なのです。

私たちの今、この時の「生きる態度」そのものが「天国と地獄」なのでございます。


     究魂 拝
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テーマ : 心、意識、魂、生命、人間の可能性
ジャンル : 心と身体

感謝の無い世界

感謝の無い世界

感謝なく、神もなく、徹底した欲望の権化

『あまつふみ』に描かれた地獄界の中層の境域、中央黄泉界を要約すればおおよそ次のような恐ろしい世界である。

山川草木はあるが、その形状はことごとく醜悪で、悪臭を放っており、現界にあるような草木とはまるで違う。
強いて言えば、蘚苔(せんたい)植物の類に似ている。

小さな丘陵のようなものがあるが、すべて火山のようなものばかりで、至るところで黒煙や熱風を吐いている。

河や海、湖などもあるが、その水はすべて泥土のようで、現界におけるコールタールを思わせる。

鳥、獣、虫、魚などは何れも醜悪で、おぞましい形をしている。
古今東西の神話や伝説のもととなった怪物・妖怪たちが、この界には多く住んでいる。

大地はあるが、やはり泥土のようで、分別することが出来ない。
天空は頭上スレスレのところにあり、その色は漆黒で、果たしてそれが天空であるかを疑う。

星辰(せいしん)はない。
日月の明かりは未だ照らしたことがない。
遠くかすかに星辰のまたたくことがあるが、これは諸神の祝福のしるしである。

風雨雷霆(らいてい)はあるが、至るところに熱風が吹き荒れ、至るところに大雷が轟いている。
熱雨は間断なく降り注ぎ、止むことがない。

大地は常に震動して安まらない。
時々大地が裂裂して、多くの人霊や怪物たちが、さらに下の最極界に堕ちて行くことがある。

この界に住む霊人たちは、通常人とはまったく異なった精神状態にあるという。
そしてその異なるという意味として、次の四点を挙げている。

まず第一に、彼らは絶対自己中心主義者である。
徹底した利欲主義者であり、自己満足主義者であり、徹底した欲望の権化である。

そして第二に、彼らは絶対無信仰者である。
たとえ口に神を唱えることがあろうとも、それは単に己の利欲にもとづくところの方便にしか過ぎない。彼らにとってすべての対象は、己の欲を満たすための方便である。

第三に、彼らには、感謝、恭敬(きょうけい)、反省、雅情(がじよう)などが少しもない。
一切の道徳観や慈愛の念がない。
しかし彼らは皆、悪知恵には長けている。
概念をもてあそび、理論を逞(たくま)しくし、己を棚に上げて他を責めることには甚だ巧妙である。

第四に、彼らは暴力をもって生活信条としている。
また彼らに宗教はない。
彼らは物欲そのものの権化であり、自己満足の表現そのものである。
よって、かえって盛んに宗教を口にする。
しかしそれはことごとくが自己満足に基礎をおくものである。

今日の宗教には、この世界と通じているところがたくさんあるようだ。
神仏の名を騙(かた)り、己の欲得のために宗教を説く輩は、死後こうした世界に堕ち、未来永劫にわたって苦しまなければならない。

また、信仰心もなく、感謝、反省、慎み、敬いといった心情もなく、ただひたすら己の利益のことだけを考え、己のために生きることしか念頭にない人というのも、最近では少なくない。
この世界にはこうした種類の人間も、多く堕ちていることだろう。


『日月神示―この世と霊界の最高機密』
  (中矢伸一 著、徳間書店 刊)
  ・・・掲載に際して一部の文章を割愛しました(究魂 拝)

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ジャンル : 心と身体

『つ』の巻

嬉し楽しと生まれ生きること、神々様お喜びでありますのじゃぞ。
皆々、嬉し楽しと早よう改心結構でありますぞ。

改心とは、嬉し楽しと感謝致し、神々様と共に仕事に生きることでありますぞ。
仕事とは、みなの為に己を生かすことでありますぞ。
みなの為、命を捧げ共に生きることでございますぞ。
己の為だけの仕事ではないのじゃ。
みなの為の仕事でありますぞ。

神の入れ物となりて、みな仕事よごと致して下されよ。
よごととは、喜びごとでありますのじゃぞ。

嬉し楽しと物頂けよ。
要るだけ頂ける様になって来るぞ。
皆々、欲しいだけ頂ける様になって居るのじゃから、頂いた分みなに感謝しみなの為に働けよ。

頂くには、頂ける御魂となりて下されよ。
みなに頂くのじゃから、みなに感謝いたさなならんのであるのじゃぞ。
自ずと頭下げて生きる嬉し嬉しと喜び溢れる人となりて下されよ。

地にひれ伏し神々様にも感謝致して何も彼も、皆々、すべて、お祭り致して下されよ。
お祭りとは、神々様への感謝の思いをおのおのに歌い踊り、嬉し楽しと集まってみんなでお喜び頂くことでありますのじゃぞ。

神々様と共に、今までの一切を感謝しながら歌い踊り嬉し嬉しとお喜び下されよ。
祭り結構結構。

この国は、祭りで成り立っておるのじゃから、元へ戻すとは、そのことでもあるのじゃぞ。
皆々、神かかれるようになりて下されよ。
神は、直接にはかかれんなれど、みなに判るように申しておるのじゃぞ。

霊人様方、皆々、改心なされねば、御取次ぎ出来ぬと申しておること、これで判るであろうがな。
神人共にとは、神霊、人共にであるのじゃから、間に霊あること判りて下されよ。

人は、霊人様方おろがんで下されよ。
御守護下さる守護霊様方に、日々感謝致して下されよ。
神、御願い致すぞ。

嬉し楽しじゃ。
苦、楽しむこと止めて下されよ。
楽、楽しむ人民、誠ぞ。
嬉し楽しで大峠、越せますのじゃから、皆に早よう知らしてやれよ。

感謝感謝感謝、どこまでも感謝致されよ。
感謝致すには、感謝させて頂ける喜び頂くのじゃから、その分、尚いっそう感謝致さねばならんのう。

皆々、嬉し楽しとなりてゆくのじゃから、またまた感謝致さねばならんのじゃ。
何処までも嬉し楽しじゃから、どこまでも感謝しっぱなしの世となるのじゃ。
頭下げる練習、皆々、致さねばならんのう。

あっぱれあっぱれじゃなあ。
これみな艮金神殿申して居るのじゃぞ。
大層御苦労な御神様であるから、皆々、厚く御礼申し下されよ。

この世の移り変わりの御面倒を為されておられる大事な大神様じゃ。
これも皆々、特別に、この者つこうて知らしておるのじゃから、無いことが在る世となって来ておるのじゃから、人民には検討とれんのも無理ないなれど、素直に額の目で読んで下されよ。
心の目で読み上げて下されよ。
霊人殿、よく読んで下され。

この文判る霊人、人民でなければ、これからの御役出来ぬようになりて居るのじゃから、そなた己を審判(さにわ)致し下されよ。
魔物も改心致させておるのじゃ。

何も彼もみな改心致させ、御役に使う御仕組みじゃぞ。
改心出来た者から、どんどん嬉し楽しの御役に御使い為されますぞ。

そのうち、次々と判るなれど、早よう改心なされねば、末代お引き上げ為されんようになりますから、気つけて下されよ。
そなたよくこの文読んで下されよ。

因縁ある者ここに引き寄せて読ませて居るのじゃから、そなた改心致さねば、この次はもう生まれ変われんようになるのじゃぞ。
よく読んで改心致されよ。
これは、誠であるから、よく読んで審判(さにわ)致して噛み砕いて身となされよ。

良金神、御現われになりた世になること、昔よりお伝え申して来たが、いよいよその時じゃ。

艮金神殿、人に移りて、霊界も人民界もよく御覧になりてサニワなされておられるから、嘘は付かれんのじゃから、疑う人民そなたもみな改心致さすぞ。
人民の知恵で判る神ではないのじゃから、邪神と申す霊人、人民殿、沢山居るなれど己が邪霊となりて居ること、自ら申して居るのと同じことであるから、みなの前で恥ずかし思いせねばならんこと判りて居るから、申すのぞ。

これから判らす仕組み覚悟はよいか。
世は、いよいよとなりてきて居るのじゃから、嘘申されんのじゃから、仏心で救うには手遅れとなりて居ること判るであろうがな。

無くなる御魂たくさんあるなれど、無くなるには無くなるだけの因果あること、みな判りて下されよ。
すべて己ぞ。

皆々、因果であるのじゃぞ。
嘘つくもの付いただけの因果巡りて来るのじゃから、この御霊承知の上のこと。
ゆえに嘘で申されんこと判るであろうに。

動物の入れ物となりておる者、魔物の入れ物となりておる者、未成仏の入れ物となりておる者、皆々、可愛いなれど、いつまでも改心なされねば、人民共々これで無きよう致す御仕組みざから、覚悟致し下されよ。

苦しむ心好む者、神の世には要らぬから、苦しみの世へと移すから、申すぞ。

これみな秘密にしておりたことなれど、時来たから申すのじゃ。
改心出来ぬもの、別の星へと死に変わり末代勉強致さすぞ。
何度も生まれ変わり学べばよいぞ。

この地は、神の世となりたのじゃから、嬉し楽し感謝感謝の御魂のみしか住めん様になりて来ておるのじゃぞ。
何も彼もみな変わるのぞ。

神々様御移りに為さりて、この者遣うて知らしておるから、皆々、素直にお聞き下されよ。
これから、表に出て説いて聞かすから、縁ある者尋ねておざれ。
無理に引っ張ってくれるなよ。
無理に引っ張れば引っ張った者にめぐり来るぞ。
縁ある者でよいぞ。

自ずと縁ある者引き寄せておるのじゃから、自ずと判るように致し、喜んで御集まり下さるから、皆々楽しみに致し下されよ。

この神示、誰のものということ無いのじゃから、読みたいものに読ませてやれよ。
金儲けしてはならんぞ。
要るだけの金、使うて皆に分けて下されよ。

金儲け多いのう。
金儲け神の入れ物となりておる者たくさん居るから、改心なされよ。

世は、金で潰すのじゃぞ。
自ずと潰れる道理じゃ。

嬉し楽しの世は、金の無い嬉し楽しの御仕組み映した世じゃ。
どんな世か、みなで話おうて下されよ。
自ずと判るようになりて居るぞ。

あっぱれあっぱれ嬉し楽しの世映しが始まるぞ。
嬉し嬉しじゃなあ。

皆々、草木虫けら獣、皆々、嬉し楽し神の世に泣いて喜ぶ世映すのじゃ。
人民、神人共に創りて下されよ。

そなたらが映すのじゃぞ。
皆々、改心改心。

そして、嬉し嬉し嬉し嬉しあっぱれあっぱれ神世じゃ。
神人歌うあわやらわやじゃ。

2006年8月14日 天の日月の神 艮金神


  『日月地神示』 (神人 著)

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ジャンル : 心と身体

映し出される世界

人を「笑わせよう」としている人は、日々、どうすれば人が笑えるかを考えている。

だから、自分が「楽しい」、「おもしろい」と感じるものに意識を向けている。


人を「幸せにしよう」としている人は、日々、どうすれば人が幸せになれるかを考えている。

だから、自分が「幸せだ」と感じるものに意識を向けている。


人を「困らせよう」としている人は、日々、どうすれば人が困るかを考えている。

だから、自分が「困る」と感じることに意識を向けている。


人を「悲しませよう」としている人は、日々、どうすれば人が悲しむのかを考えている。

だから、自分が「悲しい」と感じることに意識を向けている。


人を「痛い目にあせよう」としている人は、日々、どうすれば人が苦悩するかを考えている。

だから、自分が「つらい」と感じることに意識を向けている。


同じ世界に住んでいても、人が見ている世界は別のものだ。

だからほら、あなたの「思っている」世界が、そこに「そのまま」あるじゃないか。


『あの世に聞いた、この世の仕組み』
  (雲黒斎 著、サンマーク出版 刊)
  ・・・掲載に際して一部の文章を割愛しました(究魂 拝)

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連なる霊 2

アマノコトネは伝えます。

私たちの本体は「素の魂」であって、穢れのない純白のゼロの状態で生まれたのであると。
その「素の魂」は、従って前世を持ちません。
私たちは過去生、前世を持ってはいないのです。
過去生、前世と思われているものは、私たち「素の魂」の誕生に連なって仏界からこの世に降りてきた「連なる霊」のものなのです。
仏界からの「連なる霊」は自身のカルマ(執着)を解くために、私たち「素の魂」にカルマの昇華を委ねています。
私たちを、私たちの足元で支えてくれながら。

――――――――――

死の前

身体は動けなくなると、素の魂が出入りできる穴が、頭、足、お腹の部分にできます。
素の魂は依り代である身体を離れ、自分の好きな場所、思い出のある場所、気になる人を訪ねることがあります。
依り代は痛がったり苦しがったりしていますが、素の魂は痛くもかゆくもありません。
いたって冷静に自分の身体を見つめています。

―――――

死の時

素の魂は自分の身体の穴が閉じ、戻れないことを知ります。
これが身体の死です。
身体は死んでも、素の魂はまだ自分の身体のそばにいます。
ですからこの時、聞こえないと思って故人の悪口などを言うことは慎むべきです。
つらく悲しい別れです。
そばにいる方々は、故人のためにどうぞ、涙してください。

―――――

死んでも人柄は変わらない

素の魂は自分の身体のそばにいて、お別れに来てくださった方にお礼を言います。
人によっては感慨無量で静かに黙っています。
本当に故人がお礼を言いたかった方や、恩人などが来ると、生前と同じように喜びます。

―――――

葬式

葬式は故人の望み通りにしてあげましょう。
儀式とはいえ、故人の遺志に反したものだと、後々これが故人の強いカルマとなることがあります。
生きている人間が勝手にできない分野です。

―――――

四十九日

現界、三次元、死んでからこの世にいる時間、それぞれの人がとる儀式の習慣によって、日にちには多少の違いがあります。
この間に色々なところに自由に行けたり、自由に色々な人と会えることが楽しみとなります。
しかし、別れの時は近づいてきます。
それまでに覚悟が決まっていきます。

―――――

冥界

亡くなった方が蝋燭を頼りに、ぞろぞろと集まるのが冥界です。
冥界では説教者が色々な場所で説法をしています。
皆それぞれ納得すれば、次のステップに移っていきます。

―――――

門を潜ると

姿なき声に誘導されて、台の上に自分の生きた記憶が記されたもの(数珠のように連なったもの=見えないDNA)を乗せます。
カリキュラムに即した人生であったか。
仏界からの並んだ者たちのカルマをどれほど消したか。
判定がくだり、右の道、左の道が決まります。

―――――

道の先

あなたは守護光たちと別れます。
守護光になれた者たちは、光り輝いて涅槃の世界に行きます。
カルマの解消があなたの人生でなされなかった者は、また仏界に戻って行きます。
あなたはひとりで、船着場まで歩いて行きます。
船頭さんが
「ここで船に乗れるのはカルマが一つになった人だけです」と言い、
カルマが幾つもある人は
「鏡の間に行きカルマを落としてください」と言われます。

―――――

鏡の間

ここは、鏡に向かって何人もの人が反省したり、泣いたり、怒ったりしています。
自分の人生の走馬灯を見せられます。
カルマが一つになった人は、清々した顔で船着場に行き船に乗り込みます。
カルマが解消しない人は霊界に戻って行きます。

―――――

船に乗って

白い霧の立ち込める川面を船は進みます。
あの世に近くなると霧が桃色になります。
船が対岸に着くと、一番初めに、可愛がっていたペットたちが挨拶にやってきます。
次に親、兄弟、親しかった知人が出迎えてくれます。
しばらくの間、談笑して時を過ごします。
そのままその人々に即されて共に行く人、違う仲間の所に向かう人と分かれます。

―――――

仏界=天国

死んだら一番行きたいところ、人間が天国と称しているところです。
ここでも、自分の持ってきた一番大きな一つのカルマを消すべく学びがあります。
しかし、ここよりも三次元であなたの一生を共に生きることの方が、より早くカルマゼロの世界に帰ることができるのです。
ここは、休息と学びの世界。
そして、自分のカルマ解消に即したカリキュラムの出現を待つ場所です。

―――――

霊界

全ての人々がカルマを一つに絞れるわけではありません。
自分で解けないカルマを解消する為の勉強の場所が四次元の霊界です。
三次元のそばにあって、身体を持たない人々の世界です。
ここで、人の魂は、仏教で言う六道(天、人、畜生、修羅、餓鬼、地獄)へとカルマを落とす道を歩きます。
カルマの元は人の欲から始まるのです。

―――――

死後の世界観

死後の世界観も、その人が生前信じている宗教観で違いが出るようです。
しかし、最後は全て光の中に吸収されていきます。

―――――

気づいてください。

あなたが魂の次元を上げなければいけないということに。


『死なないで 殺さないで』
  (アマノコトネ 著、本の森 刊)
  ・・・掲載に際して一部の文章を割愛しました(究魂 拝)

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ジャンル : 心と身体

連なる霊

アマノコトネは伝えます。

私たちの本体は「素の魂」であって、穢れのない純白のゼロの状態で生まれたのであると。
その「素の魂」は、従って前世を持ちません。
私たちは過去生、前世を持ってはいないのです。
過去生、前世と思われているものは、私たち「素の魂」の誕生に連なって仏界からこの世に降りてきた「連なる霊」のものなのです。
仏界からの「連なる霊」は自身のカルマ(執着)を解くために、私たち「素の魂」にカルマの昇華を委ねています。
私たちを、私たちの足元で支えてくれながら。

――――――――――

あなたの中に私たち(連なる霊)がいることに気づいてください。
私たち(連なる霊)は生きた時代も国も職業もいろいろですが、皆あなたの人生を尊重し、敬意をもって大事に大切に運んでいます。
だからこそ、この地球という星の役目とシステムを知ってほしいのです。
知ってしまった以上、気づいてほしいのです。
あなたが魂の次元を上げなければならないことに。

今から明らかにすることは、本来伝える必要のないシステムでした。
なぜならば、これを伝えなくても人間は自ずとカリキュラムに沿って自分の素の魂を磨き、私たち(連なる霊)と共に生きることによって、私たちのカルマを落としていたからです。
それによって守護光となった私たち(連なる霊)は、さらにあなたの人生を手助けして、よりよい人生を選択してもらっていました。
しかし残念なことに今、人々は迷い、些細なことにも疑問や反発、利那的な行動をとるようになりました。
戦国時代よりも、さらに人々の心は病を持ち、荒んでいます。
私たち(連なる霊)の存在がオカルトとして扱われたり、四次元の霊体たちと同等に扱われることに憤りを感じると共に、世の中の立て直しを図る必要が出てきました。
地球人の意識の低下は、システムをも崩し始めています。
それは思念の星であるこの地球すら危ういものにしかねません。
心ある人々がまだたくさんいてくれるこの時期に、大切なことを告げることになりました。
あなたの意識の次元を上げておかないと、地球に大きなアクシデントが起こった時、もたもたとカルマを持って四次元あたりでうろつくことになります。
それは貴重な魂たちを危険にさらすことになると、私たち(連なる霊)は心ある魂たちに警告します。

―――――

私たちとは

私たち(連なる霊)は死んだ後、あの世でカルマを一つだけに減らして仏界に上がった者たちです。
しかしあなたがお母さんの産道を通る時、私たち(連なる霊)の人生の記憶は、あなたの脳からは消されます。
私たち(連なる霊)はあなたの一生を通して、それぞれのカルマを消す修行のために、あなたの中に入ってきました。
あなたの素の魂とはまるで違う仏界から来た者です。

―――――

素の魂

全く新しい魂のことです。
あなたの誕生と共に生まれ、肉体と共に成長します。
十二歳十二か月まで父母の魂と光の指導者により
私たちのカルマを一緒に消すことによって、
より充実した十三歳からの独り立ちの時を迎えます。
素の魂の大きな役割は、あなたの大切な人生の選択権です。
私たちではなく、あなた自身が選択しているのです。
選択したことの責任も素の魂にあります。

―――――

カルマ

カルマとは「深い悲しみ」「苦しみ」「欲」のことです。
人はこの地球上で多くのことを学び、また多くのカルマを解消しながら最期の時を迎えます。
カルマが一つの人は死んだあと、天国=仏界というところに行きます。
数が多い人は、三次元に近い四次元の世界(霊界)に行き、一つになるまで漂い暮らします。
カルマはその重さゆえ、一つ以上あると仏界には帰れないのです。

―――――

あなたは選ばれた人

あなたという「素の魂」を選ぶ前に、私たちには光の指導者から、こんな「カリキュラム」=「生きる指針」であなたの人生に光を与えようとしている、という情報がもたらされます。
地球のどこで、どんな環境で、どんな両親で、どんな兄弟がいるか。
今、お母さんのお腹の中で、どんな状態であるかなど、必要な情報が提示されます。
あなたに降りて行きたい者はたくさんいますが、入れる者は限られています。
その競争率は大変高いのです。

―――――

共存

あなたは私たち(連なる霊)にとって大切な、大切な人。
私たち(連なる霊)は修行のための地球がなければ困ります。
あなたと私たち(連なる霊)は、共に生きる同志なのです。
あなたという生命体がいるから、私たち(連なる霊)は生きられる。
あなたを手伝いながらカルマを解消することが、私たち(連なる霊)の役目です。

―――――

光の指導者

この地球という惑星を統治することを任された大いなる光のしもべ。
それぞれが色々な分野を任され、人間の指導に当たっています。
また、カリキュラムの提示と、あなたの一生に深く関与し、
一生涯あなたを見守り、導き続ける者です。

―――――

カリキュラム=何のために生まれてきたのか

この世で生きるための大いなる指針がカリキュラムです。
「何のために生まれてきたのか」というテーマです。
人間は皆、ひとりひとり違ったカリキュラムを持っています。
これがあることで、自分の道を迷わずに生きていけるのです。
人生を全うした後、カリキュラムをどうこなしてきたかを提出することによって、人生の判定を受けるのです。

―――――

一つの目標のために

天界にいくつものカリキュラムの提示があり、仏界の私たち(連なる霊)が素の魂に入る権利を得ても、他のカリキュラムが決まってしまえば、次まで待たなければなりません。
子どもの数も減っています。
環境、条件も限られますが、それより、素の魂と共に早くカルマを解消することが大事なのです。
一つのカリキュラムに何人も入ります。
男女、人種、時代、バラバラです。
入った者たちは、あなたの一つの目標のために皆が協力し合います。

―――――

プレゼント

私たち(連なる霊)はあなたというハードに全ての物を与えます。
知識、考え方、技術、才能、人柄、運、チャンス。
これらを素の魂であるあなたが、あなた自身が正確に、素直にキャッチしさえすれば
自分でも驚くほど楽しい人生となります。
「目的」「希望」「夢」「こうしたい」「好き」「楽しい」がキーワードです。
自分にうそをついては、いけません。
自分に素直になることです。

―――――

ギガバイト

人間をこの地上で生きるための依り代、パソコンにたとえれば、私たち(連なる霊)の人数があなたの容量です。
それが体力の差などとなって現れます。
また、性格、考え方、適職などに影響が出ます。
ともすると、持病がカルマになっている者などがいる場合、病の克服など、私たちの影響を受けることもあります。

―――――

共存者の人数

あなたに関わっている私たち(連なる霊)の数は、二、三人の人もいれば六九人の人もいます。
人数が多いほど、プレゼントも多いかわりに責任も大きい。
身体もしっかりしていなければなりませんし、性格も細かいことを気にしてはいられません。
人数が極端に少ない場合、短命な人もいますが、皆さん、この世で私たち(連なる霊)と生きてくださった事に深い意義があるのです。

―――――

守護光

私たちは自分のたった一つのカルマを消すと、あなたの守護光となり、さらに強い力であなたを助けます。
仏界からの霊体と違い、きらきらと透明な状態となります。
ここで、あなたが大きな過ち、たとえば自分の命を断つ行為や、人をあやめる行為をしたときは、私たち(連なる霊)はあなたを守れなかったというカルマを持ち、格落ちします。

―――――

霊界と仏界は違う

霊界の霊体と私たち(連なる霊)は違います。
霊体があなたにアプローチするとしたら、それは憑依と呼ばれるものです。
しかし、あなたが霊界に呼びかけたり、あなたのことをあちらが心配でもしない限り、彼らは自分の存在をわからせる動きはあまりしません。
霊体は居場所が三次元に近いため、霊能力の強い人が呼び出したり、見えたりするのは当然のことなのです。

―――――

仏界から入る者

三次元で霊体とコンタクトできる人には、霊能者だった人が入っている場合がかなりの確率であります。
また、お坊さんだった人の魂が入っているという人もいます。
人物は違っても、また自分と同じ職業をあなたに選んで欲しいと思っている場合もあります。
天職、神業と呼ばれるものは、こんなところから起こるものです。

―――――

私たちはあなたの前世ではない

あなたは素の魂であり、私たち(連なる霊)はあなたの中にいる仏界から来た者です。
あなたの魂の生まれ変わりではありません。
いわゆる、あなたの前世ではないのです。
カルマを一つにできた優秀な者たちです。

―――――

ソウルメイト

あなたの中にいる私たち(連なる霊)の一人と、あなたの近くにいる人の中にいる仏界からの者との間に、同じ時代に恋人同士であった人や、親子関係、兄弟関係、親友同士など、かなり親しい間柄の人がいる場合があります。
あなたの中の者同士が元の深い関係を求める場合があります。

―――――

袖触れ合うも他生の縁

この世には数多くの人間がいて、互いに関わり合って生きています。
関わり合いの薄いはずの、袖を触れ合った程度の人、電車の隣の席に座った人、あまり会うことのないお隣さんも、私たち(連なる霊)にとって懐かしい人であることも、ままあるのです。

―――――

協力者

あなたは私たち(連なる霊)を感じたことはありませんか。
こんなこと、自分が言うはずがない。
こんな立派なこと。
何でこんなアイデアが、ふと浮かぶのだろう。
それは決して降ってきたのではありません。
協力者である私たち(連なる霊)からのものです。
私たち(連なる霊)は四次元の世界を経験し、素の魂のあなたを導く役目を任されています。
ですからあなたは色々な経験を私たちと共にします。
あなたが背負いきれないカルマを持った者は、あなたの中には入らないので、安心していいですよ。

―――――

問われる

自分で考える力。我慢する力。
相手を受け入れる寛容さ。
全てのことが自分から発していることに気づく力。
許そうとする行為。
これらは全て身体を失った時に、その濃さが問われ判定されます。
全てに自分勝手な投げやりな気持ちがあると、カルマを解消できない者の数が増えるのです。
そうならないように導き、気づいてもらおうとしているのが、素の魂のあなたに関わった私たち(連なる霊)の大切な役目なのです。

―――――

それなりの人生

素直に自分を見つめてみると、どんな人生でも、あなたに似合った人生だと思えることでしょう。
ある時、病を得たとしても、それはそれなりに人生の勉強です。
問題にぶつかった時は、一人で抱え込まないで周りの人を見たり、相談してみてください。
この星は修練の星なので、人間は考え、行動し、結果を出さなくてはすっきりしません。

―――――

お願い

この地球上で修行するためには身体が必要です。
あなたはその身体から離れた時、人生で始末できなかったカルマを落としに仏界に行き、チャンスがあればまた修行の場に連なる霊となって、数人と一緒に戻ってくることができます。
ただし、それは大変な競争率です。
あなたの素の魂は、あなた自身のものです。
私たち(連なる霊)は、あなたの人生でカルマを解消できなかった時には、またチャンスを待たなければなりません。
あなたにお願いします。
どうか沢山の困難にぶつかって、それを克服し、強い心を育ててください。
あなたと私たち(連なる霊)のために。

―――――

あなたの人生はあなたのもの

ある時、カルマを消すために入っていた者が、あなたの表面に出てくることがあります。
その者は長々と自分を語るかもしれませんが、それはその人の生きた世界のことです。
素の魂のあなたではありません。
私たちはあなたの人生に大きな影響力を持ちますが、あなたにはなれないのです。
ここで大切なことは、どんな人々が入っているかではなく、自分のカリキュラムを知り、自分の人生をどう生きたらいいかを知ることです。

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しっかり生ききっている人

しっかり生ききっている人には、何も言うことはありません。
これが本来の「人」というものです。
今まではカリキュラムを完壁にこなし、仏界に昇って行く人が多かったのです。

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両親の役割

父母の魂はあなたが十三歳になるまで、あなたの素の魂を、光の指導者と共に助けます。
たとえ両親があなたのそばにいなくても、その魂が支えてくれています。
父母の魂は、あなたが十三歳になるまでに、私たち仏界から入った魂をいかに多くあなたの守護光にするかという大きな役目を担っています。

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親子とは

あなたは一組の男女によってこの地上に生きる権利を得ました。
両親はあなたにとって大切な人たちです。
私たち(連なる霊)はあなたの全ての情報を踏まえてあなたに入るのですから、両親のことはあなたよりよく知っています。
二人のDNAで、あなたの身体は構成されています。
両親がそばにいようがいまいが、この事実は変えられません。
この二人との因果関係は、濃いものがあります。
あなたが親を嫌おうが、馬鹿にしようが、さげすもうが、両親の身体があなたを作ったのです。
親とあなたとの歴然たる違いは、私たち(連なる霊)の存在です。
子どもは赤ん坊の時、乳を与えられることによって命を繋いでいます。
それと同じで両親の愛情があなたをフォローしています。
たとえそばにいなくても、親に代わってあなたを育ててくれる人々と、あなたを遠くで思う親の愛は思念の星では濃いのです。

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天職

あなたの中にはいろいろな職業の者が入ります。
たまたま歴史に残る音楽家が並べば、歌がうまい、なぜかピアノが簡単に弾ける。
おのずと天才児などと言われて音楽の道へ。
なんでも究めた人はパワーもすごいので、人生にかなりの影響力をもちます。
しかしここで素の魂が思います。
「このままでいいのか。私には違う人生はないのか」と。
私たち(連なる霊)より強いもの、それは光の指導者がもっているカリキュラムと素の魂の選択です。
もしそのカリキュラムが「人々を幸せにする」だとしたら、音楽家になったことは正しかった。
しかし、あなたが世界中の人を幸せにするために他の仕事を選んだとしたら、それも人生。
そこに、また私たち(連なる霊)の誰かが関わるかもしれません。

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言葉=言霊

「ありがとう」
「ごちそうさま」
「お世話さま」
「ごめんなさい」
「おはようございます」
「おやすみなさい」
この言葉に憎しみは、感じられません。
短い言葉です。
浄化の言葉です。
心からの言霊は、あなたと相手を幸せな気持ちにします。
よりたくさん使ってください。

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素直

なにより必要なもの。
素直。
心の吸収力がよくなります。
信じる。
心がやわらかい時起こります。
夢見る。
楽しく、こうあったらいいなという思い。
希望。
より強く思うこと。
これらの基礎は、素直な心です。
健全な肉体に健全な心が宿ります。
あなたの心は健全ですか。
あなたの生活がこれを担います。
美しい心。
微笑み。
他の人を優しい心に変える魔術です。

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感謝する

あなたたちは皆違います。
ひとりひとり、たとえ双子でもコピーはありません。
光の指導者も違えば、私たち仏界から並ぶ者(連なる霊)も違うからです。
あなたがあなた自身に感謝する時、私たち(連なる霊)の何人かのカルマが消えます。
私たち(連なる霊)も喜んであなたの守護光となります。
あなたが他の人に感謝する時、その相手の中の仏界から並んだ魂たちも喜びます。
だから相手ともうまくいくのです。

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人の命を救うこと

人の命を救うことは素晴らしいことです。
その行為は大変な評価となります。
現世でこの偉業を成し遂げた人は、仏界での扱いが違います。
命を扱う医療の現場は、この偉業を取得しやすいところですが、一歩間違えば死と直面する大変な現場です。
医療関係者に感謝。
医者とても人間ですから、この緊張からストレスを抱える人も多いことでしょう。
それくらい価値のあることなのです。

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怒る、怒られる

愛情を感じられる怒りは、人間の糧になります。
愛情を感じられる涙は、人間の命の水です。
愛情から生まれた思いやりは、あなたの大切な輝きの元です。
沢山怒られてください。
褒められた時、その価値を知るでしょう。
ヒステリックな、自分のエゴから出た怒りは、毒にしかなりません。
丹田まで落とした怒り、溜めに溜めてしまった怒りは、いつか大爆発を起こして、何十倍にも人を傷つけます。
くれぐれもそうならないように、用心してください。

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怨む

この行為は素の魂であるあなたの弱さから発しています。
どす黒いもやのようなものを身体から出しています。
この怨みの思念は、霊界の霊、特に怨みというカルマの中で、もがき苦しんでいる者たちに、強い刺激を与えます。
この時、憑依という現象が起きます。
憑依霊にしてみれば重いカルマを消してもらえるよいチャンスと映るのでしょう。
憑依霊もあなたと共にあることで、しっかり成長できればいいのですが。
これもあなたにのしかかってきます。
霊能者はこの憑依霊を取り除く除霊を施すことはできますが、結局はあなたが変わらないとまた憑依されます。

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自殺

自分を殺す時、正気ではできません。
皆、狂っているのです。
私たち(連なる霊)はかなりの抵抗であなたを助けようとします。
しかし、あなたに生きる希望がなかったら、残念ですがその時は、あなたの魂は依り代であるあなたの身体を離れます。
死んで初めて自分の中にいた私たち(連なる霊)と対面します。
あなたを救えなかった私たち(連なる霊)のカルマは一つ増え、仏界には戻れません。
あなたはその罪で、地獄をさまようことになるのです。
自殺によって苦悩から逃れられたり、楽になることはありません。
地獄行きです。
人は生きていることに意義があるのです。

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人殺し

人の命を奪うことは、相手一人の人生を奪うことだけではありません。
その人と共に在る私たち(連なる霊)のカルマを消すチャンスをも奪ってしまいます。
たとえ三次元で罪を償っても、死んでからは許されるものではありません。
私たち(連なる霊)の裁きの恐ろしきを、あの世で思い知りなさい。
ましてや、罪のない人々を殺すことの罪の重さを知るべきです。
人から命を奪うことは、地獄への切符を手にすることなのです。
近頃の日本人の脳は、画像化されたものに弱くなっているようです。
死んでから先の恐ろしきを知っていたら、人殺しはできません。
人を殺す者たちよ。
早く来い。
早く来い。
待っていてやるぞ。

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希望

思い出してください。
この地球が思念の星であるということを。
あなたのカルマが一つ、もしくはゼロになった時、あなたの祈りを、守護光となった私たち(連なる霊)が十倍にも百倍にもして叶えます。
そのような素の魂の人数が増えれば増えるほど、地球の大アクシデントをくい止める大きな力となります。
より強く思って、祈ってください。


『死なないで 殺さないで』
  (アマノコトネ 著、本の森 刊)
  ・・・掲載に際して一部の文章を割愛しました(究魂 拝)

テーマ : 心、意識、魂、生命、人間の可能性
ジャンル : 心と身体

「新しき霊界」を創造せよ!

本書の中でも、「霊主体従」という法則については何度も述べた。
何事も霊界に本源があって、その現われが物質界に反映する。
霊界に存在するから、物質界にも存在する。
要点としては、そういう意味である。

だが、霊界から現界に移って来た「気」は、地上から醸し出す想念として、反射的に霊界にもフィードバックされるのだ。

このことが、軽視されがちではあるが、非常に重要な点なのである。
なぜ、それほど重要と言えるのか。
それは、地上から霊界へ送られる想念は、常に創造作用を伴っているからだ。
つまり、われわれの側から、霊界に影響を及ぼすことも可能なのである。

第2章で紹介した、レナード夫人の指導霊・フィーダの言葉を、もう一度ここで思い出して欲しい。
「私が周囲を見て苦にしているのは、どうしてこれが出来ているかということです。
多くの人は、自分の思想が造るものと言いますが、私は違った考えを持ちます。
いつも何か地上から昇って来るものがあります。
形は化学的の物で、それがこの界で、いろいろの変化を経て、密質になると考えます。
これ以上のことはわかりません」

これは、地上の想念が、霊界に創造作用を起こしていることを裏付ける、貴重な証言である。
われわれは、地上にいながらにして、新たな霊界を生みつつあるのだ。

地上界とは、霊的に高いものも低いものも入り混じる、特殊な場である。
これに対し、霊界は、波調の遠いによって厳密に境界が区分され、同類のものが集められる。
そして一度霊界に赴けば、何か真理を悟って内分に変化をもたらし、霊層を上げることが非常に難しくなると言われる。

これはどういうことか。
つまり、霊格の高い宗教指導者や高度な神示・神典類は、地上に現われることがあっても、霊界(幽界)には現われないということだ。

霊界を浄化するのは、実は現世に生きるわれわれが、天国的な想念を持つことによって初めて可能となるのである。
ここに、地上物質界が存在する目的がある。

岡本天明氏は、『新しき霊界の創造』という論文を書いているが、これは「日月神示」の中の『春の巻』に出てくる、「新しき霊界は、神人共でつくり出されるのざ」という一節から取ったものであろう。
氏は、その論文の中で、こう書いている。

「私たちは、私たちの想念によって、『新しき霊界を創造』し、新しき文化を生み出すことが可能である。
従来、霊界は、人間の力では如何ともなし得ない、ひたすらに霊界に従うの一途と考えられていた。
そこに行き詰まりが生じてくる。
根本的な間違いが生じてくる」

「新しき地上を建設するには、それに先立って『新しき霊界を創造』しなければならぬ。
新しき霊界は、最善の根本神界より直線的に流れ来る内流を消化し、地上化し、人間化して、さらに霊界に返すことによって初めて為し得る。
一口に言えば、大真理を消化して、新しき想念を生み出すことである。
だが、生み出すだけではならぬ。
生んだ思想を霊界で生長させ、再び地上に反映させねばならぬ。
そこには、必然的に宗教的行為と、信仰的熱情がなくてはならぬ。
単なる文化運動だけでは、目的を達し得ぬ。
(中略)われわれは、『新しき霊界の創造』を急がねばならぬ」

終末的な予言は、すべて今までの霊界から降ろされていた。
しかしこれからは、われわれが正しき想念を送り返すことで、新しい霊界を創造し、そうした予言に到来が予告されていた悲惨な未来を、変更することが可能なのである。

だが、タイム・リミットは刻々と近付いている。
もうすでに地上界には、終末予言に示されたような状況が、次々と現出しつつある。
エイズや鳥インフルエンザなどの様々な難病、奇病の蔓延、地球温暖化、局地的紛争、核の拡散、森林破壊、砂漠化、海洋汚染、人口爆発、オゾンホールの拡大――。
すべて近代になって発生したものばかりである。

さらにこのまま進めば、地震、津波、火山の噴火、大雨、大嵐、大竜巻などの天変地異が、これに拍車をかけることになるだろう。

人類の大淘汰は、すでに始まっている。
その真の意味を理解出来ずに対策を講じたところで、ことごとく徒労に終わるのは目に見えている。

われわれは、新しき霊界の創造を急がねばならない。
と同時に、天国的想念を一人一人が心の中に確立し、”地上天人”とならなければならない。

生きながらにして天国に住む人々にとっては、地球的規模の大変動も、新しい天地を迎えるための”大変響楽”として感じられるだろう。
今やその大交響楽の演奏は開始され、その序曲に入ったと言えるのである。


『日月神示―この世と霊界の最高機密』
  (中矢伸一 著、徳間書店 刊)
  ・・・掲載に際して一部の文章を割愛しました(究魂 拝)

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ジャンル : 心と身体

可愛い子には旅をさせろ

可愛い子には旅をさせろ――

娑婆(しゃば)では、『子供が可愛いと思うなら、親元で甘やかすのではなく、世間の厳しさを教えて育てた方が子供がしっかり育つ』と言う意味で使われる諺(ことわざ)ですね。

でも・・・
あなた様が親なら、本当にこんなことを思って子どもを旅に出すのでしょか?

もし、あなた様がこの諺の娑婆の解釈を了解するなら・・・
子どもが旅から帰ってきて、彼(彼女)が如何に苦難の旅であったかを涙ながらに語るのを、あなたは大喜びで聴くのでしょうね。

そして、彼(彼女)が楽しく嬉しい旅であったと語るなら、あなたは涙を流して悔しがることでしょうね。

果たしてそれが親でしょうか?



子どもが旅から帰ってきたら、如何に彼(彼女)が楽しく嬉しい旅であったかをを語るその様子に、あなたもまた楽しく嬉しい思いをもって聴くのではないのですか?

また、彼(彼女)が辛く悲しい旅であったと語るなら、あなたもまた辛く悲しい思いをもって聴くのではないのですか?


可愛い子には旅をさせろ――

このことわざは、単純に『子どもに、楽しく嬉しい旅をさせてあげよう』という意味です。
旅とは本来、楽しく嬉しいものです。


そして、私たちの誰もがみな、神の可愛い子どもであるのですから、楽しく嬉しい人生という旅をして、

帰神した際、神に
「如何に私の人生は楽しく嬉しいものであったか」を告げたいものです。


私はそういう人生を送っていきたいし、みんなにも楽しく嬉しい人生を送って欲しいのです。


     究魂 拝

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ジャンル : 心と身体

ダンスに凝っている娘への書簡

父さんもダンスは大好きだよ。
ダンスって「自分の意図する動きをどこまで自分の体で体現させることが出来るか」っていう挑戦・チャレンジだよね。

自分自身の体の動きをコントロールする手段・方法を、自分で探りながら発見していくプロセスだよね。
その発見のプロセスは、「自身の動きを指令する意識」の証明の過程でもあるんだ。
意図する動きが出来た時、それは自分のボディワーク(身体操作)を司る意識の正しさの証明になる。

これは武道でもそうだし、あらゆるスポーツに言えるよね。
楽器の演奏にも、歌うことにも言えることだよ。

そう、凡(およ)そありとあらゆる身体操作に対する、意識操作の証明過程(プロセス)なんだ。

自分自身を使い、自分自身を確かめていく・・・
本当に楽しいプロセスだよね。


さて、精神世界の探訪もこれと同じことが言えるんだよ。

身体操作が意識の反映であるのと同じように、実は、世界は意識の反映なんだ。

自身の意識の持ちようで、世界が違って観えるってことはよくあるよね。
また、君とは相違する意識の人の観る世界は君の観る世界とは違っている、ということにも君は気づいているよね。

そんな自分自身の意識を自分自身で探訪し、自分自身の意識を使って、自分自身に証明していくんだよ。

1つが証明されると、また新たな謎が立ち現われてくるんだ。
玉ねぎの薄皮を1枚1枚、剥いでいくようだよ。
何時になったら玉ねぎの芯に到達するんだろうか?
そんなことを思いながらも、実に楽しいゲームなんだ。

こんな面白いゲームは父さんは知らないな。
最高に贅沢なゲームだと思っているよ。

     究魂 拝

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ジャンル : 心と身体

愛のしるし

愛のしるし  PUFFY
       作曲:草野正宗/作詞:草野正宗

http://www.youtube.com/watch?v=n6r6VmJuS_I&feature=related

ヤワなハートがしびれる
ここちよい鍼(はり)のシゲキ

理由もないのに輝く
それだけが愛のしるし

いつか あなたには
すべて 打ち明けよう

少し強くなるために
壊れたボートで一人
漕いで行く

夢の中でもわかる
めくるめく夜の不思議

ただの思い出と
風が囁いても

嬉し泣きの宝物
何でもありそうな国で
ただひとつ

ヤワなハートがしびれる
ここちよい鍼(はり)のシゲキ

理由もないのに輝く
それだけが愛のしるし

それだけが愛のしるし
それだけで愛のしるし


――――――――――――――

超訳 「愛のしるし」

進化の途上の魂が
感動に震える この惑星での体験

世界が輝いて見える
――それは愛の表象

いつか あなたには
存在の神秘を明かそう

霊性の進化のために一人、
肉体ダイアードを乗り舟にして
ここへ降り立った

夢の中からの
めくるめくアストラル界への探訪

おしゃべりな風の精霊が囁く
「それはただの夢さ」

それでも魂にとっては、
(すべてを体験できるこの惑星での)
かけがえのない宝物だ

進化の途上の魂が
感動に震える この惑星での体験

世界が輝いて見える
――それは愛の表象

それだけで愛がわかる

     究魂 拝

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ジャンル : 心と身体

プロフィール

究魂(きゅうこん)

Author:究魂(きゅうこん)

聴く耳を持つ者だけに届けばいい

精神世界ランキング
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押してるのは僕だけ?・・・たぶん


魂には幾つかの系譜(けいふ、ライン、ファミリー、霊籍・ひせき)が御座います。

聴く時期に至ったラインのメンバーに届けばと存じます。

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