アマノコトネは伝えます。
私たちの本体は「素の魂」であって、穢れのない純白のゼロの状態で生まれたのであると。
その「素の魂」は、従って前世を持ちません。
私たちは過去生、前世を持ってはいないのです。
過去生、前世と思われているものは、私たち「素の魂」の誕生に連なって仏界からこの世に降りてきた「連なる霊」のものなのです。
仏界からの「連なる霊」は自身のカルマ(執着)を解くために、私たち「素の魂」にカルマの昇華を委ねています。
私たちを、私たちの足元で支えてくれながら。
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あなたの中に私たち(連なる霊)がいることに気づいてください。
私たち(連なる霊)は生きた時代も国も職業もいろいろですが、皆あなたの人生を尊重し、敬意をもって大事に大切に運んでいます。
だからこそ、この地球という星の役目とシステムを知ってほしいのです。
知ってしまった以上、気づいてほしいのです。
あなたが魂の次元を上げなければならないことに。
今から明らかにすることは、本来伝える必要のないシステムでした。
なぜならば、これを伝えなくても人間は自ずとカリキュラムに沿って自分の素の魂を磨き、私たち(連なる霊)と共に生きることによって、私たちのカルマを落としていたからです。
それによって守護光となった私たち(連なる霊)は、さらにあなたの人生を手助けして、よりよい人生を選択してもらっていました。
しかし残念なことに今、人々は迷い、些細なことにも疑問や反発、利那的な行動をとるようになりました。
戦国時代よりも、さらに人々の心は病を持ち、荒んでいます。
私たち(連なる霊)の存在がオカルトとして扱われたり、四次元の霊体たちと同等に扱われることに憤りを感じると共に、世の中の立て直しを図る必要が出てきました。
地球人の意識の低下は、システムをも崩し始めています。
それは思念の星であるこの地球すら危ういものにしかねません。
心ある人々がまだたくさんいてくれるこの時期に、大切なことを告げることになりました。
あなたの意識の次元を上げておかないと、地球に大きなアクシデントが起こった時、もたもたとカルマを持って四次元あたりでうろつくことになります。
それは貴重な魂たちを危険にさらすことになると、私たち(連なる霊)は心ある魂たちに警告します。
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私たちとは
私たち(連なる霊)は死んだ後、あの世でカルマを一つだけに減らして仏界に上がった者たちです。
しかしあなたがお母さんの産道を通る時、私たち(連なる霊)の人生の記憶は、あなたの脳からは消されます。
私たち(連なる霊)はあなたの一生を通して、それぞれのカルマを消す修行のために、あなたの中に入ってきました。
あなたの素の魂とはまるで違う仏界から来た者です。
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素の魂
全く新しい魂のことです。
あなたの誕生と共に生まれ、肉体と共に成長します。
十二歳十二か月まで父母の魂と光の指導者により
私たちのカルマを一緒に消すことによって、
より充実した十三歳からの独り立ちの時を迎えます。
素の魂の大きな役割は、あなたの大切な人生の選択権です。
私たちではなく、あなた自身が選択しているのです。
選択したことの責任も素の魂にあります。
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カルマ
カルマとは「深い悲しみ」「苦しみ」「欲」のことです。
人はこの地球上で多くのことを学び、また多くのカルマを解消しながら最期の時を迎えます。
カルマが一つの人は死んだあと、天国=仏界というところに行きます。
数が多い人は、三次元に近い四次元の世界(霊界)に行き、一つになるまで漂い暮らします。
カルマはその重さゆえ、一つ以上あると仏界には帰れないのです。
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あなたは選ばれた人
あなたという「素の魂」を選ぶ前に、私たちには光の指導者から、こんな「カリキュラム」=「生きる指針」であなたの人生に光を与えようとしている、という情報がもたらされます。
地球のどこで、どんな環境で、どんな両親で、どんな兄弟がいるか。
今、お母さんのお腹の中で、どんな状態であるかなど、必要な情報が提示されます。
あなたに降りて行きたい者はたくさんいますが、入れる者は限られています。
その競争率は大変高いのです。
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共存
あなたは私たち(連なる霊)にとって大切な、大切な人。
私たち(連なる霊)は修行のための地球がなければ困ります。
あなたと私たち(連なる霊)は、共に生きる同志なのです。
あなたという生命体がいるから、私たち(連なる霊)は生きられる。
あなたを手伝いながらカルマを解消することが、私たち(連なる霊)の役目です。
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光の指導者
この地球という惑星を統治することを任された大いなる光のしもべ。
それぞれが色々な分野を任され、人間の指導に当たっています。
また、カリキュラムの提示と、あなたの一生に深く関与し、
一生涯あなたを見守り、導き続ける者です。
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カリキュラム=何のために生まれてきたのか
この世で生きるための大いなる指針がカリキュラムです。
「何のために生まれてきたのか」というテーマです。
人間は皆、ひとりひとり違ったカリキュラムを持っています。
これがあることで、自分の道を迷わずに生きていけるのです。
人生を全うした後、カリキュラムをどうこなしてきたかを提出することによって、人生の判定を受けるのです。
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一つの目標のために
天界にいくつものカリキュラムの提示があり、仏界の私たち(連なる霊)が素の魂に入る権利を得ても、他のカリキュラムが決まってしまえば、次まで待たなければなりません。
子どもの数も減っています。
環境、条件も限られますが、それより、素の魂と共に早くカルマを解消することが大事なのです。
一つのカリキュラムに何人も入ります。
男女、人種、時代、バラバラです。
入った者たちは、あなたの一つの目標のために皆が協力し合います。
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プレゼント
私たち(連なる霊)はあなたというハードに全ての物を与えます。
知識、考え方、技術、才能、人柄、運、チャンス。
これらを素の魂であるあなたが、あなた自身が正確に、素直にキャッチしさえすれば
自分でも驚くほど楽しい人生となります。
「目的」「希望」「夢」「こうしたい」「好き」「楽しい」がキーワードです。
自分にうそをついては、いけません。
自分に素直になることです。
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ギガバイト
人間をこの地上で生きるための依り代、パソコンにたとえれば、私たち(連なる霊)の人数があなたの容量です。
それが体力の差などとなって現れます。
また、性格、考え方、適職などに影響が出ます。
ともすると、持病がカルマになっている者などがいる場合、病の克服など、私たちの影響を受けることもあります。
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共存者の人数
あなたに関わっている私たち(連なる霊)の数は、二、三人の人もいれば六九人の人もいます。
人数が多いほど、プレゼントも多いかわりに責任も大きい。
身体もしっかりしていなければなりませんし、性格も細かいことを気にしてはいられません。
人数が極端に少ない場合、短命な人もいますが、皆さん、この世で私たち(連なる霊)と生きてくださった事に深い意義があるのです。
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守護光
私たちは自分のたった一つのカルマを消すと、あなたの守護光となり、さらに強い力であなたを助けます。
仏界からの霊体と違い、きらきらと透明な状態となります。
ここで、あなたが大きな過ち、たとえば自分の命を断つ行為や、人をあやめる行為をしたときは、私たち(連なる霊)はあなたを守れなかったというカルマを持ち、格落ちします。
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霊界と仏界は違う
霊界の霊体と私たち(連なる霊)は違います。
霊体があなたにアプローチするとしたら、それは憑依と呼ばれるものです。
しかし、あなたが霊界に呼びかけたり、あなたのことをあちらが心配でもしない限り、彼らは自分の存在をわからせる動きはあまりしません。
霊体は居場所が三次元に近いため、霊能力の強い人が呼び出したり、見えたりするのは当然のことなのです。
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仏界から入る者
三次元で霊体とコンタクトできる人には、霊能者だった人が入っている場合がかなりの確率であります。
また、お坊さんだった人の魂が入っているという人もいます。
人物は違っても、また自分と同じ職業をあなたに選んで欲しいと思っている場合もあります。
天職、神業と呼ばれるものは、こんなところから起こるものです。
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私たちはあなたの前世ではない
あなたは素の魂であり、私たち(連なる霊)はあなたの中にいる仏界から来た者です。
あなたの魂の生まれ変わりではありません。
いわゆる、あなたの前世ではないのです。
カルマを一つにできた優秀な者たちです。
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ソウルメイト
あなたの中にいる私たち(連なる霊)の一人と、あなたの近くにいる人の中にいる仏界からの者との間に、同じ時代に恋人同士であった人や、親子関係、兄弟関係、親友同士など、かなり親しい間柄の人がいる場合があります。
あなたの中の者同士が元の深い関係を求める場合があります。
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袖触れ合うも他生の縁
この世には数多くの人間がいて、互いに関わり合って生きています。
関わり合いの薄いはずの、袖を触れ合った程度の人、電車の隣の席に座った人、あまり会うことのないお隣さんも、私たち(連なる霊)にとって懐かしい人であることも、ままあるのです。
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協力者
あなたは私たち(連なる霊)を感じたことはありませんか。
こんなこと、自分が言うはずがない。
こんな立派なこと。
何でこんなアイデアが、ふと浮かぶのだろう。
それは決して降ってきたのではありません。
協力者である私たち(連なる霊)からのものです。
私たち(連なる霊)は四次元の世界を経験し、素の魂のあなたを導く役目を任されています。
ですからあなたは色々な経験を私たちと共にします。
あなたが背負いきれないカルマを持った者は、あなたの中には入らないので、安心していいですよ。
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問われる
自分で考える力。我慢する力。
相手を受け入れる寛容さ。
全てのことが自分から発していることに気づく力。
許そうとする行為。
これらは全て身体を失った時に、その濃さが問われ判定されます。
全てに自分勝手な投げやりな気持ちがあると、カルマを解消できない者の数が増えるのです。
そうならないように導き、気づいてもらおうとしているのが、素の魂のあなたに関わった私たち(連なる霊)の大切な役目なのです。
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それなりの人生
素直に自分を見つめてみると、どんな人生でも、あなたに似合った人生だと思えることでしょう。
ある時、病を得たとしても、それはそれなりに人生の勉強です。
問題にぶつかった時は、一人で抱え込まないで周りの人を見たり、相談してみてください。
この星は修練の星なので、人間は考え、行動し、結果を出さなくてはすっきりしません。
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お願い
この地球上で修行するためには身体が必要です。
あなたはその身体から離れた時、人生で始末できなかったカルマを落としに仏界に行き、チャンスがあればまた修行の場に連なる霊となって、数人と一緒に戻ってくることができます。
ただし、それは大変な競争率です。
あなたの素の魂は、あなた自身のものです。
私たち(連なる霊)は、あなたの人生でカルマを解消できなかった時には、またチャンスを待たなければなりません。
あなたにお願いします。
どうか沢山の困難にぶつかって、それを克服し、強い心を育ててください。
あなたと私たち(連なる霊)のために。
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あなたの人生はあなたのもの
ある時、カルマを消すために入っていた者が、あなたの表面に出てくることがあります。
その者は長々と自分を語るかもしれませんが、それはその人の生きた世界のことです。
素の魂のあなたではありません。
私たちはあなたの人生に大きな影響力を持ちますが、あなたにはなれないのです。
ここで大切なことは、どんな人々が入っているかではなく、自分のカリキュラムを知り、自分の人生をどう生きたらいいかを知ることです。
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しっかり生ききっている人
しっかり生ききっている人には、何も言うことはありません。
これが本来の「人」というものです。
今まではカリキュラムを完壁にこなし、仏界に昇って行く人が多かったのです。
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両親の役割
父母の魂はあなたが十三歳になるまで、あなたの素の魂を、光の指導者と共に助けます。
たとえ両親があなたのそばにいなくても、その魂が支えてくれています。
父母の魂は、あなたが十三歳になるまでに、私たち仏界から入った魂をいかに多くあなたの守護光にするかという大きな役目を担っています。
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親子とは
あなたは一組の男女によってこの地上に生きる権利を得ました。
両親はあなたにとって大切な人たちです。
私たち(連なる霊)はあなたの全ての情報を踏まえてあなたに入るのですから、両親のことはあなたよりよく知っています。
二人のDNAで、あなたの身体は構成されています。
両親がそばにいようがいまいが、この事実は変えられません。
この二人との因果関係は、濃いものがあります。
あなたが親を嫌おうが、馬鹿にしようが、さげすもうが、両親の身体があなたを作ったのです。
親とあなたとの歴然たる違いは、私たち(連なる霊)の存在です。
子どもは赤ん坊の時、乳を与えられることによって命を繋いでいます。
それと同じで両親の愛情があなたをフォローしています。
たとえそばにいなくても、親に代わってあなたを育ててくれる人々と、あなたを遠くで思う親の愛は思念の星では濃いのです。
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天職
あなたの中にはいろいろな職業の者が入ります。
たまたま歴史に残る音楽家が並べば、歌がうまい、なぜかピアノが簡単に弾ける。
おのずと天才児などと言われて音楽の道へ。
なんでも究めた人はパワーもすごいので、人生にかなりの影響力をもちます。
しかしここで素の魂が思います。
「このままでいいのか。私には違う人生はないのか」と。
私たち(連なる霊)より強いもの、それは光の指導者がもっているカリキュラムと素の魂の選択です。
もしそのカリキュラムが「人々を幸せにする」だとしたら、音楽家になったことは正しかった。
しかし、あなたが世界中の人を幸せにするために他の仕事を選んだとしたら、それも人生。
そこに、また私たち(連なる霊)の誰かが関わるかもしれません。
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言葉=言霊
「ありがとう」
「ごちそうさま」
「お世話さま」
「ごめんなさい」
「おはようございます」
「おやすみなさい」
この言葉に憎しみは、感じられません。
短い言葉です。
浄化の言葉です。
心からの言霊は、あなたと相手を幸せな気持ちにします。
よりたくさん使ってください。
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素直
なにより必要なもの。
素直。
心の吸収力がよくなります。
信じる。
心がやわらかい時起こります。
夢見る。
楽しく、こうあったらいいなという思い。
希望。
より強く思うこと。
これらの基礎は、素直な心です。
健全な肉体に健全な心が宿ります。
あなたの心は健全ですか。
あなたの生活がこれを担います。
美しい心。
微笑み。
他の人を優しい心に変える魔術です。
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感謝する
あなたたちは皆違います。
ひとりひとり、たとえ双子でもコピーはありません。
光の指導者も違えば、私たち仏界から並ぶ者(連なる霊)も違うからです。
あなたがあなた自身に感謝する時、私たち(連なる霊)の何人かのカルマが消えます。
私たち(連なる霊)も喜んであなたの守護光となります。
あなたが他の人に感謝する時、その相手の中の仏界から並んだ魂たちも喜びます。
だから相手ともうまくいくのです。
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人の命を救うこと
人の命を救うことは素晴らしいことです。
その行為は大変な評価となります。
現世でこの偉業を成し遂げた人は、仏界での扱いが違います。
命を扱う医療の現場は、この偉業を取得しやすいところですが、一歩間違えば死と直面する大変な現場です。
医療関係者に感謝。
医者とても人間ですから、この緊張からストレスを抱える人も多いことでしょう。
それくらい価値のあることなのです。
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怒る、怒られる
愛情を感じられる怒りは、人間の糧になります。
愛情を感じられる涙は、人間の命の水です。
愛情から生まれた思いやりは、あなたの大切な輝きの元です。
沢山怒られてください。
褒められた時、その価値を知るでしょう。
ヒステリックな、自分のエゴから出た怒りは、毒にしかなりません。
丹田まで落とした怒り、溜めに溜めてしまった怒りは、いつか大爆発を起こして、何十倍にも人を傷つけます。
くれぐれもそうならないように、用心してください。
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怨む
この行為は素の魂であるあなたの弱さから発しています。
どす黒いもやのようなものを身体から出しています。
この怨みの思念は、霊界の霊、特に怨みというカルマの中で、もがき苦しんでいる者たちに、強い刺激を与えます。
この時、憑依という現象が起きます。
憑依霊にしてみれば重いカルマを消してもらえるよいチャンスと映るのでしょう。
憑依霊もあなたと共にあることで、しっかり成長できればいいのですが。
これもあなたにのしかかってきます。
霊能者はこの憑依霊を取り除く除霊を施すことはできますが、結局はあなたが変わらないとまた憑依されます。
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自殺
自分を殺す時、正気ではできません。
皆、狂っているのです。
私たち(連なる霊)はかなりの抵抗であなたを助けようとします。
しかし、あなたに生きる希望がなかったら、残念ですがその時は、あなたの魂は依り代であるあなたの身体を離れます。
死んで初めて自分の中にいた私たち(連なる霊)と対面します。
あなたを救えなかった私たち(連なる霊)のカルマは一つ増え、仏界には戻れません。
あなたはその罪で、地獄をさまようことになるのです。
自殺によって苦悩から逃れられたり、楽になることはありません。
地獄行きです。
人は生きていることに意義があるのです。
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人殺し
人の命を奪うことは、相手一人の人生を奪うことだけではありません。
その人と共に在る私たち(連なる霊)のカルマを消すチャンスをも奪ってしまいます。
たとえ三次元で罪を償っても、死んでからは許されるものではありません。
私たち(連なる霊)の裁きの恐ろしきを、あの世で思い知りなさい。
ましてや、罪のない人々を殺すことの罪の重さを知るべきです。
人から命を奪うことは、地獄への切符を手にすることなのです。
近頃の日本人の脳は、画像化されたものに弱くなっているようです。
死んでから先の恐ろしきを知っていたら、人殺しはできません。
人を殺す者たちよ。
早く来い。
早く来い。
待っていてやるぞ。
―――――
希望
思い出してください。
この地球が思念の星であるということを。
あなたのカルマが一つ、もしくはゼロになった時、あなたの祈りを、守護光となった私たち(連なる霊)が十倍にも百倍にもして叶えます。
そのような素の魂の人数が増えれば増えるほど、地球の大アクシデントをくい止める大きな力となります。
より強く思って、祈ってください。
『死なないで 殺さないで』
(アマノコトネ 著、本の森 刊)
・・・掲載に際して一部の文章を割愛しました(究魂 拝)
テーマ : 心、意識、魂、生命、人間の可能性
ジャンル : 心と身体